2012年10月31日

日本人の新規口座開設が認められなくなりました


Internaxx証券では、日本を含む特定の国の非居住者の新規口座の開設が認められなくなりました。
 
今回の措置は、コンプライアンスポリシーの見直しによるもので、既存の口座の取り扱いについては現在検討中とのことですので、情報が入り次第、ご案内します。
 
 

2012年07月01日

連絡先

 
●住所
Internaxx Bank S.A.
46a, Avenue J. F. Kennedy
L-2958 Luxembourg
 
●電話番号
+352-2603-2003(口座開設前)
+352-2603-2626(クライアントサービスおよび株式取引)
+352-2603-2006(CFD、FX、先物取引)
※月曜~金曜日 8:00AM~10:00PM〈中央ヨーロッパ時間〉/5:00PM~7:00AM〈日本時間〉
※対応言語:英語、仏語、独語、蘭語
 
●FAX番号
+352-2603-2043
 
●HPアドレス
 
●Eメールアドレス
info@intnernaxx.lu (口座開設前)
customerservice@internaxx.lu (クライアントサービスおよび株式取引について)
derivatives@internaxx.lu(CFD、FX、先物取引について)
 
 

口座の特徴

 
メリット
●米国株・カナダ株のほか、主要ヨーロッパ市場にインターネットで投資できる。デリバティブ取引(CFD、FX、先物など)も可能
 
●ロンドン市場やフランクフルト市場のETFGDRに投資できる
 
●大手ファンド会社のオフショアファンドをネットで購入できる
 
●マルチカレンシー口座で9通貨で口座管理が可能
 
●日本から郵送で口座開設可能

デメリット
●口座開設に英語での電話インタビューが必要
 
●預入額にかかわらず信託手数料がかかる

口座開設の条件
●必要書類
・口座開設申込書(HP内にてオンライン申込書への入力・作成が可能。PDF版をダウンロードして手書きで記入してもよい)
・パスポートのコピー(要認証*)
*アメリカや香港などの金融機関が発行する個人小切手を同封すれば免除
 
●手続き方法:郵送
※ルクセンブルクにて手続きも可(事前にアポイントメントが必要)
 
口座の特徴
●預金通貨:ユーロ、米ドル、英ポンド、カナダドル、豪ドル、香港ドル、シンガポールドル、スウェーデンクローナ、スイスフラン
 
●口座の種類:一般(証券取引)口座、デリバティブ口座
 
●投資商品:北米・ヨーロッパ・アジア市場の株式取引、ミューチュアルファンドオフショアファンド)、外貨預金(上記9通貨)
 
●利用ツール:インターネット取引、電話取引
 
●手数料:株式売買手数料は、米国、カナダ、ヨーロッパ市場は28~250ユーロ、アジア市場は45~250ユーロ(いずれも取引額による)。その他、信託手数料として3カ月ごとに株式・ファンド時価総額の0.05%(最低15ユーロ、最高150ユーロ)
 
●最低預入額:1,000ユーロ(一般口座の場合)、5,000ユーロ(デリバティブ口座の場合)
 
 

概要

 
ルクセンブルクのオフショア・オンライン証券
国民1人あたり所得世界一を誇るルクセンブルクのオンライン証券会社。ヨーロッパをはじめ世界中の個人投資家にインターネットを活用した多様な投資機会を提供することを目的に、カナダの大手金融グループ TD Bankとフォルティスグループ傘下の大手銀行フォルティスバンク・ルクセンブルク Fortis Banque Luxembourgの合弁会社として設立された。
 
2010年5月、TD Ameritrade証券などを傘下に持つカナダの大手金融グループTD Bankが株式を100%取得。これに伴い、正式名称はInternaxx Bank S.A.となった。
 
EUの創立メンバーであるルクセンブルクは、ヨーロッパの代表的な金融センターのひとつとして世界中から150を超える金融機関が集まっている。とりわけ投資ファンドの登録地として広く利用されており、登録ファンド数はアメリカに次いで第2位。
 
同国の住民の多くはケルト人・ゲルマン人などのドイツ系で、公用語は独語、仏語、ルクセンブルク語だが、金融機関は英語で問題ない。
 
インタナクスInternaxxはルクセンブルクの金融部門監督委員会Financial Sector Supervisory Commissionの監督下に置かれ、同国預金保険機構 The Luxembourg Association for the Guarantee of Deposits に加盟しており、顧客はすべて同国の銀行法、個人情報保護法によって保護されている。また、Internaxxの顧客資産は、TD Bankによっても保護されている。
 
欧米の主要市場にネットで投資できる
一般(証券取引)口座 Standard Accountとデリバティブ口座 Derivative Accountがある。
 
一般口座では現物株取引とミューチュアルファンドオフショアファンド)の取引が可能。アメリカ・カナダの北米2、イギリス・ドイツ・フランスなどのヨーロッパ9、シンガポールなどのアジア3の計14カ国、18市場にアクセス。ロンドン/フランクフルト市場のETFGDRにも投資できる。
 
注文方法は、成行き、指値、ストップロス注文(ストップロスは米国、イギリス、カナダ、ユーロネクスト、クセトラ、アイルランド市場のみ)。最低預金額は1,000ユーロ相当額。
 
デリバティブ口座を開設すると差金決済による取引システムCDFsトレーディングが利用でき、個別株式・株価インデックスの信用取引(カラ売りを含む)、FX取引(外貨証拠金取引)、商品・先物取引も可能。デリバティブ口座の最低預金額は5,000ユーロ相当額。
 
オフショアファンドもネットで購入
一般口座を開設すると、「ミューチュアルファンド・スーパーマーケットThe Internaxx Mutual Funds Supermarket」を利用して、フィデリティ、シュローダー、インベスコなどの大手ファンド会社のミューチュアルファンドオフショアファンドが購入できる。
 
ファンドは株式・バランス型Equity and Balanced Funds、債券型Bond Funds、通貨ファンドMonetary Fundsの3カテゴリーに分けられ、カテゴリーごとに最低投資額が異なる(表参照)。購入・売却時の取扱手数料は基本的に無料(1年以内の解約は50ユーロ)。
 
預けているだけでも利息が付くが……
インタナクス証券内にはユーロ、米ドル、英ポンド、カナダドル、豪ドル、香港ドル、シンガポールドル、スウェーデンクローナ、スイスフランの9つの通貨口座があり、取引ごとに決済口座の選択が可能。最低預入額以上の預金があれば利息が付くので、外貨預金口座としても利用できる(預金額による。ただし、マーケットの状況から、現在利息が発生しているのは豪ドルのみ)。ネットから各通貨間の振替もでき、通常より有利な為替スプレッドが適用される。
 
申込書は簡単。でも電話での本人確認が必要
口座開設は日本から郵送で可能。ほかにルクセンブルクの店舗でも手続きできる。
 
書類は口座開設申込書とパスポートのコピーのみで、住所証明書類は不要。ヨーロッパのオンライン証券としてはもっとも簡単な部類に入る。申込書はホームページ上で情報を入力し、プリントアウト後にサインをする。ただしこの方法で作成する申込書は入力する内容がちょっと複雑。PDF版の申込書ををダウンロードして手書きで書類を作成することもでき、こちらは入力する内容も非常にシンプル。
 
いずれの方法で申込書を作成しても、本人確認作業は厳密で、以下の2つの手順が必要になる。
 
ひとつはパスポートのコピーに認証(行政書士は可、弁護士は不可)をするか、FATF加盟国(アメリカ、香港、シンガポール、日本など)の銀行の個人小切手を同封する。ほかに、口座開設時に自分名義の銀行口座から“インタナクス証券の送金指示”で初回入金分を送金することで本人確認することもできるが、日本の金融機関ではほとんど応じてくれるところはない(HSBC香港などに口座を持っている人は、こちらの方法を選択することも可能)。
 
もうひとつが電話での本人確認。内容は口座開設目的など簡単なもので、5分程度。日本人の口座開設者には事前に質問票がメールで届けられ、それに沿ってインタビューが行なわれるのでとくに恐れる必要はない。
 
入金手段はいろいろ、出金は送金レターで
入金は電信送金か小切手を郵送する。小切手の宛先は「Internaxx Bank SA―Taro Yamada (A/C 1234567)」とする。
 
電信送金する場合は、送金する通貨によって送金先口座番号が異なるので注意が必要。5万ユーロまでのユーロ送金は手数料無料。それ以上の額と外貨の場合は10ユーロ。
 
ルクセンブルクに旅行する機会があれば、BGL BNP Paribas(パリバ)銀行の窓口での入出金も可能。
 
口座からの出金は電信送金を利用するが、とくに送金指示フォームがないので、自分で英文の送金指示書を作成し郵送する(英会話に自身がある人は電話をしてもOK)。
 
手数料と口座の上手な使い方
インタナクス証券では口座を保有するだけで、株式信託手数料として3カ月ごとに保有資産の0.05%が徴収される(年間30回以上の取引をした場合免除)。最低手数料は15ユーロなので、利子や配当でこれを上回るようにしておくのが基本。
 
 

取引できる市場


エリア 証券取引所

アジア      

香港 HKEx(香港取引所)
オーストラリア ASX(オーストラリア証券取引所)
シンガポール SGX(シンガポール取引所)
北米  アメリカ

NYSE(ニューヨーク証券取引所)

Nasdaq(ナスダック)  

カナダ TSX(トロント証券取引所)
ヨーロッパ         ドイツ Xetra(クセトラ、フランクフルト証券取引所の電子取引システム)
フランス Euronext Paris(ユーロネクスト・パリ)
イギリス

LSE(ロンドン証券取引所)

AIM(Alternative Investment Market = 新興市場)

オランダ Euronext Amsterdam(ユーロネクスト・アムステルダム)
ベルギー Euronext Brussels(ユーロネクスト・ブリュッセル)
スペイン IBEX(マドリッド証券取引所)
スイス SWX(スイス証券取引所)
スウェーデン SX(ストックホルム証券取引所)
イタリア Milan(ミラノ証券取引所)
 
 

ファンドの最低投資額


ファンドのカテゴリー 最低投資額

Equity and Balanced

株式・バランス型

2,000EUR相当額

Bond 債券

2,000EUR相当額

Monetary 通貨      

1,000EUR相当額

 
 

口座開設書類と手順

 
Step1:口座開設申込書を作成する
インタナクス証券のホームページにアクセスし、インターネット上で情報を入力して口座開設申込書Account Opening Formを完成させる。PDF版をダウンロードして手書きで記入してもよい。
 
Step2:申込書にサインをする
プリントアウト後、入力(記入)ミスがないか確認し、手書きでサインをする。後日、本人確認の電話がかかってくるので、電話を受けられる時間とかけてもらいたい番号を欄外に明記しておくとよい。
 
Step3:認証資格者にパスポートの認証をしてもらう
身分証明書として使用するパスポートのコピーには、インタナクスが認める資格者の認証が必要。インタナクスの場合、行政書士の認証は認められるが弁護士の認証は受け付けられない。海外銀行の個人小切手を同封するか、インタナクスからの指示によって初回入金分を送金する場合は不要。
 
Step4:書類をまとめてインタナクスに送る
口座開設申込書、パスポートコピーをインタナクスに郵送する。小切手郵送を選択する場合は小切手も同封する。小切手の宛先は「Internaxx Bank SA」とする(小切手の書き方は「海外送金」【Q-027】参照)。
 
Step5:インタナクスからEメールで質問票が送付される
1週間程度でインタナクスから「質問票Additional Information」が送付される。
 
Step6:質問票を返送する
質問票に記入・サインをし、FAXもしくはEメールの添付ファイルで返送する。
 
Step7:インタナクスの担当者から電話が入る
担当者から本人確認の電話がかかってくる。質問票に基づいて、口座開設の目的、投資経験などの質問が英語である。
 
tips  本人確認の方法
口座開設希望者は、本人確認として、アメリカ、香港、日本など主要国(FATF加盟国)の銀行に口座を保有している必要がある。口座を証明するもっとも簡単な方法が、個人小切手を同封すること。海外銀行にすでに口座を持っているのなら、これがもっとも簡単。
 
日本の銀行は個人小切手を発行しないため、自分の口座から初回入金分を送金することで本人確認する。この場合は、まずインタナクスに送金の権限書を提出し、その権限書に基づいて送金元銀行に送金を実行してもらわなければならない。この変則的な手続きに応じてくれる国内銀行はほとんどないが、これまでの経験では、シティバンク銀行と新生銀行は交渉次第で可能。
 
上記の方法を取れない場合は、資格者によるパスポートの認証が要求される。
 
tips  電話確認で聞かれること
聞きとりやすい英語で電話がかかってくる。内容は英語力の確認ではなく、あくまでも本人確認。聞かれる内容はオンライン申込書に入力する内容と同じ(PDF版の申込書にはこれらの内容は記入しない)。
・生年月日
・生まれた国
・婚姻の有無
・仕事の内容(業種とポジション)
・政治的に特別な地位についているか
・年収(ユーロまたは米ドル)
・投資目的⇒「For Retire-ment(退職後の生活のため)」など
・投資経験
・基準通貨をどれにするか(ステイトメントに表示される資産の基準通貨)
・投資のリスクを了解しているか
・1,000ユーロ以上投資できるか
 
 

口座開設後の手続き

 
口座番号とPINが届いたら、送金とネットでログイン
電話インタビューが終わると口座が開設され、口座番号とインターネットアクセス用のPIN(暗証番号)が別々の郵便で届く。
 
初回入金は希望する通貨口座へ
口座番号がわかったら、最低預金額1,000ユーロ以上を少なくとも1カ月以内に送金する。送金は送金先銀行(コルレス銀行)としてBGL BNP Paribas S.A.(Swift:BGLL LULL)を指定し、Internaxx Bank S.A.宛てに行なう。
 
送金先口座番号Account No.は、ヨーロッパ共通の口座番号IBANで指定される。通貨ごと(一般口座は9通貨、デリバティブ口座の場合は11通貨)に異なるので、希望する通貨の口座番号を指定する。
 
たとえば、一般口座用のユーロと米ドルの口座番号は以下のとおり。
 
・ユーロ IBAN LU12 0033 7777 7749 0000
・米ドル IBAN LU24 0033 7777 7754 1000
 
最後に、「Further Credit to」として、自分の名前、口座番号を忘れずに明記すること。海外送金については「海外送金Q&A」参照。
 
初回のログインはパスポート番号で
インターネットバンキングに初めてアクセスする際には、パスワードとしてパスポート番号の最初の6桁を利用する。
 
 

2010年05月27日

TD BankがInteraxxの親会社になりました

 

カナダの大手金融グループTD BankがInteraxxの株式を100%取得しました。

TD BankはTD Ameritrade証券などを傘下に持つ金融グループで、2010年1月現在の格付はMoody'sがAaa、S&PがAA-です。Internaxxの顧客資産は、TD Bankによって保護されます。

 
 

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