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海外投資実践マニュアル(3)
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Introduction
ゴミ投資家がプライベートバンクを超える日
「海外投資実践マニュアル」ではこれまで香港とアメリカのインターネット証券会社を紹介してきました。
今回はルクセンブルクに設立された個人投資家向けのオンライン証券会社Internaxx(インタナクス)と、Standard & Poor's(スタンダード・アンド・プアーズ)社のオフショアファンド総合データベースFunds-SP.com、イギリスの経済紙Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)が運営する総合金融サイトFT.com の使い方を解説しています。
こうしたノウハウを総合すると、日本のほかに、アメリカ、香港、ヨーロッパに資産運用の拠点を築くことができます。
アメリカのネット証券会社(たとえばE トレード証券)に口座開設することで、ニューヨーク市場やナスダック市場に上場するアメリカ企業、アメリカン証券取引所のETF(上場型投信)のほか、ADR(米国預託証券)を利用してアメリカ市場で資金調達を行なう世界の有力企業に投資する道が開けました。
香港のネット証券(たとえばBOOM 証券)では、香港株、上海B 株、深 B 株の中国・香港株のほか、米国株、日本株、台湾株、韓国株、シンガポール株、タイ株、インドネシア株、フィリピン株、マレーシア株、オーストラリア株のインターネット取引を扱っています。
そして今回ご紹介するInternaxx では、米国株、カナダ株に加え、イギリス、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、スペインなどヨーロッパの主要株式市場でのインターネット取引が可能になります。
かつては、個人投資家が世界の金融市場に広く投資しようと思ったら、国内の証券会社で手数料の高い海外ファンドを購入するか、最低預金額1 億円以上の外資系プライベートバンクを利用するしかありませんでした。
しかしインターネットの普及と金融のグローバル化によって、わずかな資金しか持たない個人投資家でも、世界の主要金融市場でプライベートバンク並みの運用ができるようになったのです。ほんの10 年ほど前ですら、いったいだれがこんなことを想像できたでしょう。
国内の金融業界でも遅ればせながら“富裕層向けサービス” が話題を集めるようになりました。大手銀行の「プライベートバンク」部門は絵画や高級車の売買まで扱うといいます。しかし不思議なことに、こうした金融機関は、アメリカやヨーロッパ、アジアなど世界の金融市場に投資するノウハウをまったく持っていません。
海外の銀行やネット証券を組み合わせれば、自分だけの「プライベート」バンクができあがります。もちろん、期待どおりの果実を得られるかどうかはひとりひとりの投資家の運用技術や知識や運によるでしょう。しかしそれでも、運用手法において、本物のプライベートバンクをはるかに上回る「ゴミ投資家」の登場は画期的なことではないでしょうか?
あなたもぜひ、この大変化を体験してみてください。
海外投資を楽しむ会