香港豆知識20


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香港のコピー商品1(ブランドもの)

 時計やバッグなど、ブランドもののコピーを買って日本に持ち帰るのは違法だが、宴会やパーティのネタとして使うくらいなら許容範囲かも、と思う人は、旺角にある女人街に行ってみよう。女性ものの衣類や雑貨を扱う露店が並んでいるが、よく見ると有名ブランドのコピーも堂々と店頭に並んでいる。

 店の人に聞くと、コピーブランドには大きく3ランクあり、店頭に並べてあるのはもっとも出来の悪いCランクの商品だという。原価が安く、仮に摘発にあっても被害が少ないようにしているのだ。だいたいどれも1,000円以内で買えるが、一見して偽物とわかる。交渉すれば半値まで下がることもあり、ちょっとしたお土産にはいいかもしれない。

 それとは別に、日本の女性誌をカタログがわりに置いているだけの店もある。それを眺めていると店の人が寄ってきて、「実物を見たければついて来い」と声をかけられる。こうした店は、近くのビルの一室を倉庫に使っており、そこでコピー品を販売しているのだ。

 狭い階段をあがり、曲がりくねった廊下を抜けると、厳重に鍵のかけられた部屋の前に出る。ドアを開けると10畳くらいのスペースがあり、そこにヴィトンやプラダのバッグ、ロレックスやブルガリの時計が所狭しと並んでいる。ここに置いてあるのはAランク、Bランクのコピー品で、たしかに出来もいいが値段も高い。なかには1,000HKD(1万5,000円)を超えるものもある。

 気に入ったものがあれば、次は値切る交渉だ。しかしこちらは、粘ってもそれほど安くなるわけではない。10〜15%引きが相場、といったところだ。コピー品は中国本土から運ばれており、それなりにコストもかかっているのだろう。

 女人街の店なら危ない目にあうことはないと思うが、できれば地元の人に安心な店を教えてもらった方がいい。なお、なにかトラブルに巻き込まれても当方は一切の責任を負わない。

週末の女人街は満員電車並みの混雑


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