【Q-020】新興国市場に投資するにはどのような方法がありますか?

ここではエマージング投資の方法を、隣国・韓国を例にとって説明しましょう。 日本の個人投資家が韓国の株式市場に投資しようと考えた場合、次のような方法が考えられます。 (1) 韓国株に投資する国内ファンドを購入する 「韓国株式オープン」「韓流ファンド」などの商品名で、韓国株ファンドが日本の金融機関で販売されています。メリットは誰でも簡単に購入できること、デメリットは販売手数料や信託報酬などのコストが高いことです。 (2) 日本市場で韓国株ETFを購入する 2007年11月に東証に「KODEX200上場指数投資信託」が上場されました。これは韓国の代表的な株価指数KOSPI(コスピ)200に連動するETFで、同様の商品として大証の「上海株式指数・上証50連動型上場投資信託(中国株ETF)」があります。メリットは株式と同様に売買できること、デメリットは売買高が少なく流動性リスクがあることと、理論価格から乖離するケースがあることです。たとえば中国株ETFは、個人投資家の人気で上場初値が理論価格より7,000円以上高くなり、その後の調整で投資家の多くが損失を被りました。 (3) 海外市場で韓国株ETFを購入する NYSEにはMSCIの韓国株指数に連動する「iShares MSCI South Korea Index (EWY)」が上場されています。アメリカの証券会社に口座を持っていれば、EWYを購入することで韓国市場に分散投資できます。 (4) ADR・GDRで韓国株に投資する 国民銀行(KB)や韓国電力公社(KEP)などの大手企業が米国市場にADRを上場しています。大信証券(DSS)のように、GDRをロンドン市場に上場している会社もあります。店頭取引を入れれば、現在、韓国企業のADR・GDR約60銘柄が海外で取引されています。メリットは、世界の主要市場で韓国株をドル建て(ポンド建て)で取引できること。デメリットは投資の選択肢が少なく、流動性も高くないことです。 (5) 国内の証券会社で韓国株を取引する SBI 証券では韓国証券取引所(KSE)/韓国取引所(KRX)の約50銘柄の取引が可能です。メリットは日本円を韓国ウォンにいちいち両替する必要がないこと。デメリットは売買手数料の高さと、取引できる銘柄数が少ないことです。 (6) マルチマーケットの証券会社で韓国株を取引する アジア株に強いBOOM証券で韓国株を取引できます。メリットはKSE/KRXの全銘柄を売買できること。デメリットは配当手数料など、株式の保有にコストがかかることです。 (7) 韓国の証券会社に口座を開設して韓国株を取引する 韓国最大手のサムスン証券は英語ベースのオンライン取引プラットフォームを持ち、日本から郵送で口座開設することもできます。メリットはKSEやKOSDAQの全銘柄に投資でき、取引手数料も安く、リアルタイムのトレーディングも可能なこと。デメリットは口座開設が面倒なことです。 <最終更新:2009/02/01>
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