出版物のご案内


海外投資実践マニュアル(4) 

香港2 Hong Kong2

購入>>

会員の方は、会員サイトから割引価格でお求めいただけます。

[目次]


Introduction

グローバル投資家”への道はここからはじまる

 香港上海銀行はヨーロッパ最大(シティグループに次いで世界第2位)の金融グループHSBCの旗艦銀行で、香港の発券銀行のひつとでもあります。

 香港は日本人にもっとも身近なオフショア金融センターで、東アジアの営業拠点として世界じゅうの金融機関が進出しています。そのなかでも香港上海銀行は圧倒的な知名度と安定感で人気を集めていましたが、これまで口座開設には香港の本支店窓口を訪れて手続きする必要がありました。

 2006年8月に香港上海銀行のIBC(International Banking Centre)部門が香港非居住者の個人投資家向け口座開設サポートを始め、状況は大きく変わりました。IBCのインターナショナル・サービスを利用することで、私たちも日本にいながらにして、香港上海銀行に銀行口座・投資口座をメールオーダーで開設できるようになったのです。

 弁護士・公認会計士によるパスポートのコピーとサインの認証は必要になりますが、手続きはいたって簡単。口座開設申込書・パスポートのコピー・英文の住所証明書類をIBC宛てに送るだけです。

 総合口座パワーバンテージを開設すれば、ATMカード・小切手帳が発行され、マルチマネー口座で複数の通貨を保有しながら、香港株・オフショアファンド・米国債などをインターネットで売買できるようになります(郵送での投資口座開設の可否は銀行側の判断となります)。

 香港上海銀行だけでも資産運用のさまざまな選択肢が用意されていますが、証券会社の口座と組み合わせることによって投資の可能性はさらに広がります。

 また2007年3月26日より、新口座スマートバンテージSmart Vantageがスタートしました。これまで投資口座を含む複数口座を一元管理する総合口座Integrated AccountにはプレミアHSBC PremierとパワーバンテージPower Vantageがありましたが、スマートバンテージはその簡易版で、最低預金額も1万香港ドル(約15万円)と低く設定されています。それにもかかわらずインターネットバンキングなどの機能はプレミアやパワーバンテージと同じで、少額から海外投資を始めたい初心者には大きなメリットです。


 資産運用の担当者がつく以外パワーバンテージとスマートバンテージに大きな違いはなく、HKD当座預金口座、HKD普通預金口座、外貨預金口座などをインターネットバンキングで一括管理でき、投資口座を追加することも可能なので、日本居住者の場合、今後はスマートバンテージが主流になると思われます。本書でもスマートバンテージを中心に解説していますが、口座の基本は同じなので、パワーバンテージやプレミアを使いこなすこともできるようになります。

 日本の銀行は定期預金しか資産運用手段がなく、最近になってようやく投資信託の窓口販売を行なうようになりました。それに比べて香港の金融機関ははるかに先を行っています。

 あなたも“世界基準”の金融サービスをいちど試してみてはいかがですか?

海外投資を楽しむ会


[Home]|[INDEX]