香港豆知識10


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香港の喫茶店

 香港の街歩きで困るのは、気軽に入れる喫茶店がないこと。イギリスの植民地だった香港には、カフェの文化はない。そのかわりオフィス街にはパブが何件もあり、昼間からイギリス人が生ぬるいビールを飲んでいる。

 では香港人はどこで休息をとるかというと、麺や粥などを出す大衆食堂。ここが甘味処も兼ねていて、摩訶不思議なデザートや飲み物を出してくれる。コーヒーと紅茶をブレンドした鴛鴦茶(インヨーチャー)などをぜひ試してみたい。

 香港の甘味処は、出てくる飲み物のほとんどに大量のシロップが使われており、一日に何杯も飲めるものではない(飲んでもいいが気持ち悪くなってくる)。かといって、ホテルのラウンジやティールームはちょっと高い。そうなると、マクドナルドなどのファーストフード店を利用するしかなくなる。

 しかしそんな香港でも、ここ数年スターバックスが一大ブームを巻き起こし、繁華街であれば、あちこちにスターバックスやスターバックスもどきのコーヒー専門店の看板を見るようになった。今では街歩きに不便を感じることはほとんどない。

 香港のコーヒー専門店は、どこもそれなりに盛況だ。ということは、香港人も実は、あのシロップ味には飽きていたにちがいない。

ランドマークの中の喫茶店は待合わせに最適(でも高い)


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