Vol.12

ゴミ投資家のための

人生設計入門[借金編]

 

 2001年6月25日発売     

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『人生設計入門』の続編で、「ゴミ投資家」シリーズのまとめ。やはりamazon.co.jpでベストセラーにランクインしました。個人の借金(ファイナンス)についてトータルに考えてみた、たぶん日本ではじめての本です。

本書の結論は、「お金はお国から借りよう(税金で補填されているから)」。銀行業界の意向を受けた小泉“改革”内閣が住宅金融公庫、国民金融公庫、中小企業金融公庫、商工中央金庫などの政府系金融機関を解体しようとしているので、ファイナンスの予定のある方は急ぎましょう。

 

●この本で書いたこと

1)税務調査は憲法違反である

国民の所得や資産状況を税務当局が監視する税務調査は憲法で保障されたプライバシーの侵害である。

↓(現在)

日本ではあまりこういうことを言う人はいないが、アメリカでは当然の政治的主張のひとつ。所得税・法人税・相続税を廃止し、消費税に一本化したうえで国税庁を解体するという改革はみんなに喜ばれるばかりか、税務当局にいじめられてきた政治家センセイの支持も集めやすいと思うが、如何でしょう小泉総理。

 

2)国営金融機関が存在するために個人向け、中小企業向けの貸出市場が育たない

日本には長プラよりも安い金利でお金を貸す国営金融機関と、出資法の上限金利ぎりぎりの消費者金融や商工ローンの中間がなく、まともな金融ビジネスが存在しない。

 ↓

これはまさに正論で、そのために小泉内閣の改革が支持されるわけだが、同時に、健全な借り手にとって融資条件が悪くなるということ。そのあたりを冷静に計算しよう。

 

●この本の投資成績

本に書いた以上、実際にやってみなければと、知合いの会社に頼んで、国民金融公庫から年1.5%(!)で700万円をゲット。民間金融機関の存在価値はどこにある? いやあ、日本ってなんて素晴らしい国なんでしょう。

(2001/8/15)


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