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Vol.7 ゴミ投資家のための 2000年3月25日発売 日経平均19958
朝日新聞「天声人語」で紹介(なぜ?) 「株で1億円儲ける」とか「株で生活する」とかの本が書店に溢れ、ヤフー株が1株1億円を越え、マザーズに上場したワケのわからない会社(某リキッドオーディオ社とか)の株価が公募価格の10倍以上にもなるという事態に、「やっぱりちょっとおかしいんじゃないか。もういちど投資の基本を勉強しよう」と思って制作した本です。 発売は2000年3月で、まさにITバブルの崩壊直前。当時はみんな、ソフトバンクや光通 信に夢中になっていたので、「ちょっと後ろ向きかなあ」と心配していましたが、結果 としてぴったりのタイミングになりました。 内容は、現代投資理論をド素人がド素人なりに解説したもので、これを読めば、経済紙誌に出てくる難しげな投資記事もちゃんと理解できるようになります。なぜなら、みんな理論のネタもとは同じだからです。
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●この本で書いたこと 1)充分な資産のない人間が「株で生活する」のは無謀である 当時の株本の中には、2000万円程度の資産で「株での生活」を薦めるものがあったが、リスクを考えればこんなものは机上の空論である。 ↓(現在) これに関してはコメントする必要もなし。現実がすべてを物語っている。ところで、「株で生活する」人たちの会は今ごろどうなっているのでしょう?
2)証券会社や専門家だって儲かる銘柄や儲かる方法を知っているわけじゃない インサイダー情報やアナリスト情報をやたら有難がる人がいるが、ほんとうに儲かる方法を知っていれば、他人に教えるわけがない。 ↓ 世の中には、こんな単純なことを理解しない人がいっぱいいる。アメリカでは、IT・ハイテク株を推奨した人気アナリストが続々と巨額の損害賠償訴訟を起こされている。なぜ誰も、光通 信を買い煽ったアナリストを訴えない?
●この本の投資成績 「現代投資理論」に則り、律儀に分散投資を試した。 日本株ファンドは最初、各ファンド会社の主力アクティブ・ファンドを購入したが、ほとんどが下げ局面 でベンチマークに負けるので、ぜんぶ売却して日経300投信(当時の唯一のインデックスETF)にシフト。危ういところでITバブル崩壊を回避できた。 分散投資理論に則り、E*TRADEで米国債などの債券を購入。その後のアメリカの景気低迷と金利低下によって債券価格は上昇し、長期債では10%を越えるリターンも。ただし、本書の制作のために社債や仕組み債などの特殊な債券も購入しており、値上がりしても売却できないという哀しい事態も体験。外貨建の債券投資は流動性のある米国債にしましょう。 最大の失敗は、アメリカのミューチュアル・ファンド。ナスダック4000ポイント台で、Datekを通 してノーロードのファンドを購入。律儀に持っていたところ、その後のナスダック暴落で半値以下に。「ゴミ投資家」シリーズ空前絶後の損失(!)。 日本のファンド会社の運用能力を批判して、「アメリカはファンドマネージャーは有能だから、市場がダウントレンドでも問題ない」などとしたり顔で言っていた人もいたが、これはまるっきりデタラメ。ミューチュアル・ファンドだって、ベンチマークに勝てるものはほとんどない。モーニングスターのファンド評価もなんの当てにもならない(★の多いファンドほど下落率が大きい!)。 高い授業料を払った挙句、「アメリカでも日本でもコスト率の低いETFでのインデックス投資がいちばん」との結論に達する。 (2001/8/15)
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