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出版物のご案内
How to Legally Obtain a Second Passport
セカンド・パスポートを合法的に手に入れる方法
内容見本
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第8章 詐欺、ペテン、そして二重国籍を持つことによる問題
あなたが告訴されるかもしれない
米国市民の約10％は合法的に二重国籍を保有していると推定されていますが、米国であろうと他の地域であろうと、セカンド・パスポートを保有することが常に合法的であると想定すべきではありません。
多くの政府が、秘密機関の工作員に使用させるために、外国人を見事に納得させるような他国のパスポートを作成しているという事実があります。フランスは、「友好国」であるニュージーランドにおいてグリーンピースの環境保護船を爆破するために、「友好国」である英国のパスポートを発行しました。
なぜスパイはカナダのパスポートを利用したがるのか
カナダのパスポートはしばしば、テロリストの攻撃において利用されてきました。トロント・グローブ・アンド・メイル紙（The
Toronto Globe and Mail）は以下のように書いています。
「外国の諜報員がカナダのパスポートを好んで利用する理由は明らかである。カナダ人が世界中の大半の地域で歓待されているからである。カナダには敵がいない。そのカナダのパスポートを保持している者は、国境を越えることについてほとんど悩まされることはない」
この発言は、2名の前カナダ人スパイの発言からも裏付けられています。
イスラエルの諜報員が偽造されたカナダのパスポートを利用した時に、カナダ政府は在イスラエル・カナダ大使を召還しました。ヨルダン警察がカナダのパスポートを保有した2名を逮捕した時、彼らはイスラエルの諜報機関であるモサドの構成員であると述べたのです。その2名は、急進的なイスラム組織であるハマスのリーダーであるハリード・メシャール（イスラエル政府は彼をイスラエルで発生した自爆テロの黒幕であると非難しています）の暗殺を試みたのでした。
1人のパスポートはエルサレム在住のシャウン・ケンダルのもので、生まれはトロントでした。彼は大使館に対して、自分は濡れ衣を着せられており、自分のパスポートはすでに失効していると述べました。
トロント・グローブ・アンド・メイル紙によれば、イスラエルの諜報機関は以前にも少なくとも1回、1973年にノルウェーにおいて、カナダのパスポートを利用しているとのことです。カナダ政府はこのようなことは再発しないであろうと予測していましたが、モサドからの離脱者は、その後もモサドの偽造工房で1,000もの白紙のカナダのパスポートを見たと述べています。
英国はセカンド・パスポートに関心はないが、米国はそうではない
英国は、多重国籍に関してほとんど関心を払わない数少ない国の一つです。そのため、あなたが他の国のパスポートを取得したからといって、あなたの英国パスポートが剥奪されることはありません。
対照的に、米国政府はかつて、インターネットで以下のような広告を掲げていました。同郷の市民をかぎまわる米国人を「ヒーロー」として歓迎しているのです。
外交保安局
米国国務省
偽造パスポート申請は20年の禁固刑と25万ドルの罰金です。
偽造米国パスポートを手に入れることは、牢獄への片道切符です。逮捕者がパスポート詐欺を犯した場合、刑期は2倍になります。
米国では、テロに関係したパスポート申請や使用に関する詐欺には、20年の禁固刑と25万米ドルの罰金が課せられます。
もしも米国のパスポート申請や使用に関する詐欺について情報をお持ちの方は、以下に連絡してください。
HEROES
PO Box96781 Washington DC 20090-6781 USA
Internet：heroes@heroes.net
電話：1-800-HEROES-1
＊通報者のすべての身分は厳重に極秘とする。
あなたの国におけるセカンド・パスポート
このような警告にもかかわらず、多くの人々は二重にパスポートを取るために、パスポートを紛失したとか、盗難されたと報告しています。パスポートの担当官はこのような需要に対して、警察への盗難登録などのいくつかの証明書を提出させた後に、これは常にではありませんが、新しく代わりのパスポートを発給してくれます。
パスポートが盗まれた、もしくは紛失したと偽って取得した場合は偽証です。そのような偽りの申請はお勧めできません。
もう少し合法的な策略としては、「現在、パスポートはビザを取るためにインド大使館にあるものの、事業の都合で早急に別の外国に行かなければならない」と主張して新しいパスポートを取得するという方法があります。
仮に詳細な旅行日程を提出するように求められた場合、米国ではこのような方法がしばしば用いられますが、過剰なほどの技を用いて、行き先の国名を長々とリストアップします。その国名の中に、他の国のビザや出入国スタンプが押されていた場合に入国できない国があるようにするのです。これで、新しいパスポートが必要なもうひとつの理由ができます。
パスポートを再発行してもらう理由としては、「入国制限のある国のビザや入国スタンプを合法的に避けるため」という理由が考えられます。この方法は簡単ですし、担当官を納得させるに十分な理由となることでしょう。
担当官に対して、自分はお互いに敵対しあっている2国へ旅行する必要があり、片方の国の入国スタンプが押されているパスポートでは他方の国に入国ができないと主張してください。この例として、イラクとイスラエル、北キプロス（トルコ領）と南キプロス（ギリシャ領）、北朝鮮と韓国などが挙げられるでしょう。担当官はおそらく2冊目のパスポートを発行してくれます。こうすれば、一番目のパスポートが没収されたという状況に陥っても、あなたは二番目のパスポートを利用して急いで国外に脱出することができます。
しかし、二重パスポートにも有効期限があります。もちろん、二番目のパスポートの有効期限を延長することも可能です。その場合は、一番目のパスポートが出てこないという前提がありますが。
あなたが市民権を保有している国でさえ、あなたのために第三者がパスポートの申請をを助けてくれる場合もあります。私がG3
Visas ＆
Passportなるパスポートとビザの取得サービスを提供している米国企業に問い合わせた際に、私は担当者から「第二の有効な米国のパスポートもしくは他国のビザについて関心はありませんか」という返事をもらいました。
